Raspberry Pi Pico で可変抵抗器を使ってみました。環境はArduinoIDEで行う前提です。
▼PicoをArduinoから使う方法▼
まず可変抵抗器の概要から。
▲可変抵抗器とは、名前のままですが、ボリュームを廻すと抵抗値が変えられるもの。手持ちが無かったものですから写真は2連ものです・・。
▲原理はシンプルで、ボリュームを廻すと矢印の位置が変わります(イメージです、、)。考え方は分圧回路と同じで、矢印部の電圧を測定することで、ボリュームの回転位置がわかります。ボリュームを回転させると矢印部の電圧が変化するということです。なので可変抵抗器には3ピン接続するところが準備されてます。
概要はこんなところで、実際にPicoで使ってみます。
▲少し無理やりですがブレッドボードで準備してます。可変抵抗器の3ピンをそれぞれPicoの「3.3vOUT」ピン、「GND」ピン、「GP26」ピンに接続します。で 「GP26」ピン に加わる電圧をPicoのADCで読み取ります。
▼ソース▼
// 2021/07/25 imo lab. // https://garchiving.com/ void setup() { Serial.begin(9600); } float raw; void loop() { raw += (analogRead(26) - raw) * 0.1; Serial.println(raw); delay(10); }
analogReadでGP26ピンの電圧値(bit値)読み取って、シリアル出力しているだけのソースです。可変抵抗器は物理的な摺動があるため、割とノイズが乗ります。そのため、ソフトで少しフィルターかけてノイズ除去してます。
▼出力結果▼
▲シリアルプロットで表示してます。可変抵抗器のボリュームを適当にグリグリ廻しているところです。
今回Picoで説明しましたがArduinoIDEを使用しているため、このソースままでArduinoでも動かすことが可能です。(ピンアサインだけは変更必要)
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