以前作成した飛行石のレジンアクセサリーの、その作成工程の中で飛行石の3Dモデルを作図していました。そのモデリング方法、作図手順を紹介です。
▼3Dモデル▼
機械系のCADを使用しているのでこういったデザインの作図は少々コツがいります。単純な押し引きだけではなかなか難しいです。このモデルの作図手順を見ていきます。
▲まず最初に正面視からの2次元断面を作図。個人的にスプラインは極力使用したくないので複合Rでそれっぽく外形をトレースしてます。形状の情報はwebから探しているのですがこの丸み具合が結構みるところによって違います。なのである程度好みで作図してます。
▲描いた断面を中心で回転(シリンダー)させて形状を作成。
▲次に形状を扁平にします。拡大縮小(アフィン変換)のコマンドを使用。大体の3DCADならば、3軸成分に対しそれぞれの比率で拡大縮小が可能となってると思います。球体を普通に拡大縮小するのではなく「y軸方向のみ」を縮小します。
これで外形は完成。続いて紋章部分を作図していきます。本体表面の曲面に沿った形状なので若干面倒です。
▲まずは、2次元断面で紋章をトレースします。この形状も見るところ(Web情報)によって結構形状に違いがあって、何が正解かよくわからなかったので若干好みで断面描いてます。できれば寸法で決めたかったのですがかなり面倒なのでスプライン線で妥協しました。
▲作成した断面をそのまま長めに押し出して形状を作成。対称形状なので半分だけ作って最後にミラーコピーします。
▲押し出した紋章を本体の表面と本体を内側にオフセットした面でカットします。
▲ミラーコピーしたら、曲面に沿った紋章の完成です。このような面倒なことしなくても、CADによっては押し出し指示を表面からのオフセットなどで一発で形状生成できるものもあるかと思います。
▲裏側の紋章も同様の手順で作ります。
▲最後に紋章と本体を足すなり引くなりしたら完成です。
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