CUBE型の3軸姿勢制御の自作です。筐体(ハード)設計中なのですが、箱の「かど」の固定処理でいろいろ検討中。固定用の3面スペーサを3Dプリンターで作って使用感を試してみました。カスタムサイズで作れるところが3Dプリンタのいいところです。
概要
▼キューブスペーサ▼
立方体の面にねじ切り加工がしてあり、部材を垂直に固定するときに使うような物です。既製品の多くは素材が大体金属で、ねじ切り加工は4面の物が多いです。キューブスペーサというんですね。どこかの商標でしょうか。
今回は6面(3面)にねじ穴が欲しいのと、ねじサイズや位置、一辺の大きさといったところでマッチする既存品が見つからなかったので3Dプリンタで作成することにしました。
3DCAD設計
訳あって穴位置は偏心。サイズもM4。6面全貫通のねじ穴です。モデルは簡単。ねじ切り加工はタップで後加工しますのでモデルには下穴(Φ3.3程度)を空けてるだけです。
3Dプリントしてねじ切り加工
先ほどのモデルから出力してみました。材質はPLA(白)。小さく簡単な物なので出力は20分程度と短かかったです。
ちょっと下穴サイズを間違えてました。ただ柔らかい樹脂なので無理やりタップ加工。
使用感
ねじ差し込んでみました。割といい感じでねじ山加工されてます。樹脂だということを前提すれば全く問題無く使用できそう。
ただやはり樹脂。柔らかめの樹脂ということもありますが、きつめにトルクかけるとねじ山がつぶれてしまいました。今回は少し強度が欲しい使い道なのでこの案は見送り。
代案
三方向の隅金具形状。代案というかこっちがもともとの案です。部品点数減らしたかったのと省スペースにしたかったのですが、強度が心配なのでナットで締められるこっちの案に戻します。
これも既製品では中々マッチするサイズが見つからないのでカスタムサイズで3Dプリントで作成しました。部品増えて重くなってしまいますが、ここは強度が欲しい所なのでいったんこの案で進めます。
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