PICマイコンで電圧・電流モニターを作ってみました。いわゆる自作USBチェッカー。ついでに定電圧・定電流制御もできるようにしてみました。
歴代使用してきた携帯電話のバッテリー(リチウム電池)が 使い道も無く放置されているので趣味の工作に利用できないかと思ったのが作成のきっかけです。
充電状況(電圧・電流)もモニタリングしたかったのでBluetooth通信も搭載。
回路図はこちら▼
PICやBluetoothドングルの電源はUSB機器側からもらってます。USB機器へ流れる電圧・電流をPICのADコンバーターで測定。その情報をBluetoothで送信してます。
定電圧・定電流で制御する場合は、PICのPWM出力で調整してます。
スマホ側で制限する電圧・電流値を設定、Bluetoothで情報送信し、PICで受け取り、リアルタイムで測定している値と比較しながらPWM出力を制御してます。
PWM出力はCR回路で平滑化してから機器へ出力してますが、本当のアナログ出力と平滑化されたものが同様かどうかはわからないため少し不安が残る・・。
USBチェッカーとして利用する場合はPWM出力のデューティー比100%になるように設定しておく。
作成した基板▼
USBオスコネクターの位置を少し間違えたため微妙に基板から浮いてしまってます。
モニタリング・制御用のスマホアプリを自作。簡単なグラフ表示もできます▼
▲リチウム電池を充電中のスクリーンショット。
画面上の電圧・電流はリアルタイムの値です。テスタと比べてみましたが割と良い精度。画面中央のグラフが電圧・電流の値の推移です。画面下は定電圧・定電流値の設定値。「出力」の値がPICから受信したPWM出力のデューティー比となります。
うまく?充電できてる模様。
※リチウム電池の取扱いは十分注意しましょう。
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